生活者本位の情報新時代へ

Jasmy IoT Platformが目指す
安全安心で、より良い社会

what何が変わるのか?

データの民主化で、データの主権が生活者の手にIoT x Blockchain x Data Democracy

第4次産業革命の大きな波

第4次産業革命」という“大きな波”が、世界を飲み込みはじめた今、あらゆるモノ・人・サービスがインターネットでつながり、私たちの生活のあらゆる分野に入り込み拡大し続けています。この“大きな波”からは自動車配車サービスなどのシェアリングエコノミー、AIを駆使した自動運転やロボティクス産業、決済レスを実現した無人コンビニなどの新しいモノやサービスが生まれてきています。

情報を独占するプラットフォーマーたち

現在のネットワークサービスの多くはGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)などに代表される巨大な企業によって提供されています。ユーザーである私たちは、サービスを無料で利用する代わりに、本来自分が所有すべき行動履歴などの個人のデータをプラットフォーマーに渡しています。これを基盤にして、通信ネットワーク、アプリケーションなどのサービス接点からやり取りされた大量のデータが、プラットフォーマーの中央集権型システムによって独占的に集められ、管理分析され、様々な用途で使用されています。

私たちのデータは誰のモノ?

しかし、私たちが安全に管理されているはずと信じていたデータが、サイバー攻撃やシステム欠陥、人為的な管理ミスにより脆くも流出する事態が発生しています。また、ネットワーク上での行動から追跡、収集、分析されたデータが悪用され、本来望んでいないwebサイトへ導くための広告や言葉巧みなコンテンツが配信されることも、このサービスの裏側には存在します。急速に成長を続けてきた巨大プラットフォーマーたちはここにきて行き詰まりを見せ、大きな曲がり角にさしかかっています。

「データの民主化」(DATA DEMOCRACY)という 基本思想

私たちは個人のデータを再び本来の持つべき個人の手に戻し、セキュアな状態で分散管理する「データの民主化」を実現することを基本思想としています。この思想のもと、「ジャスミー IoTプラットフォーム」は展開されます。企業と顧客とのプラッ トフォーム上での確かな信頼関係のもと、データを価値あるものとしてセキュアに相互交換できる環境を整え、新たな情報の 時代「ユーザー本位の情報新時代」を築いていきます。このプラットフォームを機軸に皆様と一緒に新しいIoTビジネスモデルを創出し、「情報新時代」において、再び日本が世界をリードする一助になれると確信しています。

howどうやって変わるのか?

すぐに使えるIotで導入しやすい環境を提供Jasmy IoT Platform

IoT化戦略とマネジメントの支援
IoT化について、何を目的とし、どのようにしてユーザーの満足に貢献していくか、その事業戦略や経営課題の解決がまず求められます。ジャスミーは、顧客企業に寄り添い、IoT化による成果を出すための製品企画から、IoT導入支援まで、一気通貫でお手伝いします。
IoTプラットフォーム
ジャスミーは独自の発想と最新のブロックチェーン技術により、IoTから送られるデータをセキュアに効率よくマネージできるIoTプラットフォームを提供します。また、IoT機器に対して、 ユーザーが安全にデバイスを管理・操作するとともに、顧客企業がIoT機器の状況把握を行うなど、一元的に管理することができるサービスも提供します。
IoTデバイスの提供
IoTには、センサーと連動して、感知測定されたデータを送受信するなど、遠隔操作の為のコマンドを授受するなどの機能をもったIoTデバイスが必要です。ジャスミーは顧客企業に対し、過度の負担なく、IoTシステム構築に必要な機能を組み込めるIoT通信モジュールやウェアラブル・デバイスなどのベースモジュールの提供と、そのライセンスを提供していきます。
IoTサービスのための開発環境の提供
ジャスミーは様々なビジネス領域の顧客企業に対しIoTサービスの実現に必要な開発環境を提供していきます。また、アプリケーションを開発していくための開発者コミュニティを整備し、サービスラインナップの充実を図っていきます。
セキュアなデータ分析環境の提供
ジャスミーは顧客企業がIoTにより測定感知されたデータを分析、利活用できる環境を整備し、新しい付加価値サービスの創出に貢献します。同時に、個人のデータを一元集中管理する既存のプラットフォーマーとは一線を画した、分散管理型のプロックチェーン技術による民主的な手法で個人の権利を尊重したデータ分析を可能

2つの独自コアサービスの提供「情報新時代」に対応したジャスミーならではのコンポーネント(要素・部品・機能群)を多数用意していきます。 特に、それらを容易にご活用 頂けるよう、核となるコンポーネントを集約した2つの独自コアサービス「セキュアナレッジコミュニケーター(SKC)」と「スマートガーディアン(SG)」を用意しました。SKC (Secure Knowledge Communicator)
& SG (Smart Guardian)

SKC (Secure Knowledge Communicator)

SKCは、基本思想である「データの民主化」に基づき、生活の中から生まれてくる様々な個人に帰属するデータを個人のものとして、安全に一元管理できるJasmy IoT Platformのコアサービスです。 今までは、本人の許諾のもととは云え、自身にまつわる多くの情報は、各企業に提供され、各社のデータベース内で管理されていました。ジャスミーはこれとは正反対の発想で、個人に帰属するデータは自身のものとして、自身で管理できる仕組みを構築いたしました。これにより、IoT機器の所有者やサービスを受けるユーザー個人が、自身にまつわる情報を企業への情報提供の可否を含めて、自らが制御・コントロールできる環境を実現します。その機能は、大きく3つあります。ひとつは、ジャスミーが独自に提供するブロックチェーンを簡単に利用開始できる本人認証と登録機能(Know Your Customer:以下KYC)、次に、セキュアに自らのデータを自身のスマートフォンやブロックチェーン上に分散管理・蓄積する機能。最後が、ユーザーが自らの意思で自身のデータの授受を許諾したり、トレースしたりできる機能です。これにより、企業側においても、様々なデータや個人情報を常に自社で保持することなく、ユーザーが望む形で必要なときに適宜利用することが可能になります。

Jasmy Personal Data Locker(パーソナルデータロッカー)について

SG (Smart Guardian)

SGは、Jasmy IoT Platformのもう一つのコアサービス。SGを使えば、IoT機器を簡単かつセキュアに独自ブロックチェーン網に登録、同時に持ち主のユーザーしか使用できない環境が実現されます。ユーザーは、安心して感知、測定されたデータの送受信や遠隔操作の為のコマンドの授受ができます。また、独自のブロックチェーンと分散管理型ストレージの二重構造でセキュアにそれらのデータを保管・管理できる環境も提供します。

whyなぜそれが重要なのか?

データが個人資産になる時代Paradigm Shift

Jasmy IoT Platformがもたらす新しいデータ経済圏

現在、自身にまつわる多くの情報は、各企業に提供され、各社のデータベース内で管理されています。それらが嗜好性やライフスタイルなどさまざまな因子で分析され、サービスの向上というかたちで個人あるいは社会に還元されています。これはデータが経済的な価値を持つことの端的な証拠です。たしかに様々なサービスでわたしたちの生活の質が高まるのは嬉しいことですが、同じことを実現しながら、データを個人資産として活用できる時代を思い描くことはできないでしょうか?

ジャスミーが目指す生活者本位の情報新時代の構想が重要なのは、まさにこのデータの価値を本来の持ち主である個人に戻すことで、データを個人資産として扱える経済圏を構築できるからです。ジャスミーの顧客企業は、安心安全なJasmy IoT Platformにより、信頼に基づくサービス提供者として、この経済圏の一員として新しい市場形成、社会形成の一翼を担います。

価値を生み出すIoTの実現に向けて「Jasmy Initiative」を組成

「Jasmy IoT Platform」を活用して、安心安全なIoTデバイスとサービスの提供、ユーザー本位の民主的なデータ活用の普及拡大と啓蒙を目指し、本プロジェクトを率先垂範して利用していただける企業の皆様と「Jasmy Initiative」を組成します。プラットフォーム上での有益な事業を実現するための設計・概念実 証・実証実験・情報交換などの活動を2019年4月から開始する予定です。

Jasmy Initiativeの構造